向鳥文様石摺染紬名古屋帯
さりげなさの中にとても上質な雰囲気とお洒落さを持った名古屋帯です。
裏葉柳色をベースにして石摺染めでランダムな格子が描かれ、お太鼓の部分には正倉院文様の向鳥の図が版画調で染められて、紫苑色がほんのりと挿され、不思議な世界が広がった図案の帯です。
一般的にこういったタイプの趣味性のある名古屋帯は、もっと渋い色の組み合わせて作られたものを多く見かけます。
本当に綺麗な色の組合せで、古代の柄のモチーフですが少しディフォルメされたユーモラスなデザインで染められ、それでいて挿された紫苑色が大変効果的な事もあってどこか高貴な印象を受けるほどで、裏葉柳色との組合せが最高に素敵です。
今までに出合った草木染の紬などでも、この色の組合せのものは秀作が多いです。
ただ、それは緑と紫の組合せであればという事ではなく、その2色を素敵にこなしている作品に素晴らしいものが多かったという事は言えるかもしれません。
こちらの帯の地色は、色々な紬のお着物にもすんなりと合います。
小物使いで季節も長くお使いいただけますし、必ず重宝すると言えるおすすめの一点です。
未着用の良い状態ですが、注意してよく見るとわかる程度の経年保管による薄いのりシミの様なものが数か所見られます。着用にはほとんど問題ないと思われます。
そのため、少々お値打価格とさせていただいております。
(長さ)3m88cm×(太鼓巾)31cm×(前巾)15.5cm。
こちらの帯の地色は「#c1d8ac WEB色見本 原色大辞典」を、
挿し色は「#9d86a8 WEB色見本 原色大辞典」をご参照ください。
商品番号 o0876
向鳥文様石摺染紬名古屋帯
販売価格 有難うございました |
