撒糊友禅名古屋帯
日本工芸会正会員 中川正洋作
紬ちりめんの様なあまり光らない素材が淡い深紫色に染められ、風の様な光の様な流れる線と、蒔糊の集合の様なふっくらとした丸い形が、中川正洋氏の真糊を使った高い技術によって躍動感あふれる素敵な模様として染め出されています。
伝統工芸会などでもいつも楽しみに拝見しますが、そのとてもシャープな切り口のデザインとモノトーンの色使いにはいつもハイセンスで都会的な印象があり、きっと身につける時にもその事が反映されるのだろうと想像できます。
ただそれはスタイリッシュで冷たいものではなく、自然の風景の中のものをモチーフにされて個性的にディフォルメされたもので、そこにはやわらかい光と風を感じられる素晴らしい作品が多いです。
こちらはギガンジュウムかと思われる小さなお花が集まったポンポンの様なお花が描かれ、のどかさのある楽しい柄となっています。
紬や小紋のお着物などと素敵にコーディネートされて、春の街へ是非お出かけいただきたい大変おすすめの作品です。
未着用品。
(長さ)3m72cm×(太鼓巾)31cm×(前巾)15.6cm。
深紫色は「#7f677f WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。
商品番号 o0915
撒糊友禅名古屋帯 日本工芸会正会員 中川正洋作
販売価格 有難うございました |