牡丹唐草藍型染二部式名古屋帯
近年には珍しいとも言える、手紡ぎのふわりとした糸で織られた木綿の生地に、藍染で古い牡丹唐草の柄を型染めした帯が入荷いたしました。
時代的に総丈が短く、同じ様な藍の木綿で長さ足しの加工をする事も考えたのですが、そうすると少しごわごわしてお使いいただきづらいと思い、思い切って二部式の形にお仕立替えをいたしました。
明るめの納戸色が手紡ぎの木綿の風合いと馴染んで、とても良い色に見えます。
季節的には袷の時期にもお使いいただけるのですが、同じく木綿や軽めの紬の単衣のお着物などと合わされても素敵かと思います。
図案は江戸期や明治期など古くから好まれて染められている伝統的な柄ですが、地染めの納戸色と牡丹の花を縁取る青鈍色が何とも言えずお洒落で、民芸色が抑えられたモダンな雰囲気になっている様です。
別でご紹介させていただいています金更紗の帯と同様に、ラフに見える図案ながら、とても工夫をされて真面目な物作りをされている事がよくわかり、こういったお品物に出合うとちょっと嬉しく思えます。
趣味性の強いものですので、どなたにでもというものではありませんが、木綿がお好きな方にはご覧いただきたいおすすめの一点です。
(太鼓巾)31cm×(前巾)15.4cm。
青鈍色は「#516655 WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。
商品番号 o0936
牡丹唐草藍型染二部式名古屋帯
販売価格 有難うございました |