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変り市松真綿紬八寸名古屋帯

真綿紬の八寸名古屋帯は単衣の時期から、質感によっては12月初め頃まで日常のお洒落着用としてお使いいただけて重宝するのですが、すっきりとしたお洒落なものにはなかなか出合わない事が難点です。
お洒落着用なのに妙に格調高い柄だったり、花々として華やか過ぎたり、逆に渋すぎて色使いに面白さがなかったりと、世の中に数がある割に「これは！」と思えるものが少ない傾向があります。
こちらはランダムな配置の市松格子が絣の足も味わい深く、ラフな雰囲気でうまく表現された一点です。
緑味のあるテールグリーンがまず目に飛び込んで、それを引き立てる様なボルドーと黄土色は少しビビッドな印象もあり素敵です。
これくらいのメリハリがある色使いですと、ざっくりとした質感も重苦しくなく、お着物とも調和がとれます。
お手元にあるときっと活躍してくれてとても嬉しい、大変おすすめの一点です。
未着用品。
テールグリーンは「#006a6c　WEB色見本 洋色大辞典」を、
ボルドーは「#330f1b　WEB色見本 原色大辞典」を、
黄土色は「#cc9947　WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。