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商品番号 o0976
工藝手織伊兵衛織 入子菱文綾織紬単衣帯
販売価格 有難うございました
長さ |
3 m 97 cm |
太鼓巾 |
29.4 cm |
前巾 |
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吉野間道に華文袋帯
今回のイベントでは伊兵衛織を何点かご紹介できて嬉しく思いますが、やはり年々その数は少なくなってまいりました。
ご案内状に載っておりますものと同様、こちらも少し古いタイプの作品と思われます。
単衣帯の形で長さが3m97cmと長めで、巾はお洒落着という事もあり、この時代は現代のものよりも少し狭くなっています。
昭和の中頃の趣味人は、特に関東の方はお着物の袖丈が45〜47cmで帯巾もやや狭く、しゃきっとした雰囲気を好まれた様です。
こちらの帯は許容範囲かと思われますが、現代は傾向としてお洒落着でもゆっくりとした寸法にされる方が多いため、その点で着用が難しく、作られた時代的に品質はとても良いのに諦めなくてはいけないものも多く、残念に思う事があります。
斜め格子の綾織が市松に配置され、連続すると入子菱の模様を描く楽しい図柄は伊兵衛織のファンの方にはおなじみの模様ですが、こちらはやや大きめの四角を赤味の感じられる黄色・櫨染色と淡い青丹色の2色で織り出されたものです。
独特の玉繭の糸の底光りする様な光沢がその色を複雑で素敵なものとしている様です。
どんなお着物と合わせたら一番素敵かと、今から楽しみに思えたりします。
この時代は濃い茶色系や藍染めの絣のものと合う様に考えてつくられているかもしれませんが、淡色の紬のお着物とも綺麗に合いそうですね。
端の房がオリジナルのままの状態となっております。ご希望によって加工は承ります。
寸法の面から少しお値打価格とさせていただいております。
今回のイベントでは、色違いの単衣帯がもう1点入荷しております。(3段目写真参照)
櫨染色は「#b28827 WEB色見本 原色大辞典」を、
青丹色は「#889946 WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。
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