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窓越しの梅と椿図摺箔名古屋帯

墨黒の濃いグレー地に、お太鼓の一部分にだけ少しいぶした様な金色で四角が区切られ、窓越しに外を眺める様な構図の中に、梅と椿のお花が咲く情景を描いた名古屋帯です。
左側の四角だけが少し暗くなっていて、そちらに窓ガラスが寄せられている様な面白さがあります。
こういった金彩に刺繍のタイプのものは、屏風絵の様な立派な印象のものや、琳派的な図案のものが比較的多い中で、こちらの様な作品は少し珍しいと思われます。
江戸小紋や色無地、また少し格高な小紋などのお着物とお合わせいただき、冬の装いをお楽しみいただけるのではないでしょうか。
未着用品。