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雅楽楽器に桜の図友禅名古屋帯

今月から来月にかけて、そろそろリクエストも増えてまいります桜をモチーフにしたお着物や帯を、順番に少しずつご紹介させていただこうと思っております。
こちらはその中でも一段と雅な風情のある友禅の名古屋帯です。
ふっくらとした桜の蕾とお花、そしてはらはらと舞う花弁、それだけでもほのかに香りが感じられるようです。
さらにそれにからめて雅楽の楽器である笙（しょう）、篳篥（ひちりき）、そして扇や武舞の鉾などの雅楽に因んだものも描かれて、わくわくするような物語が始まりそうでもあります。
花が咲くと何となく気分が浮かれてしまう桜には、暖かい春を感じられるイメージがあり、他のお花にはない独特の何か言葉で表せないような魅力もあり、日本人が一番好きなお花とされている事も納得できます。
黒地ですので、場合によっては夜桜を見るお集まりなどにも良いかもしれません。
しっかりとしたシボのある縮緬地に繊細な友禅が描かれ、金彩と手刺繍も施されていて、たまらない高級感があります。
前柄は桜のみとなっています。
優雅に大人の春の着こなしをお楽しみいただきたい、おすすめの一点です。