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桜と藤の花の簪の柄名古屋帯
京都きもの安藤製

東京では45年ぶりとも言われていますが、この2月は2週に渡って週末に大雪に見舞われ、皆様大変なご様子です。
幸いにもその後少し気温が上がって都心の車道の雪は溶けてくれましたが、歩道の端には山積みにされた雪のかたまりがたくさん残っています。
それを横目で見ながらも、もう春のお野菜が店頭にたくさん並んでいたり、日中は空の色も澄んで明るく春の予感を感じられるような場面もあります。
きっとお彼岸までは行ったり来たりするのでしょう。
先日より、少しずつ桜のお花のモチーフのものもご紹介させていただいたり、店頭にも順次入荷しています。
こちらは、友禅で桜と藤の花があしらわれたカンザシが大ぶりに描かれた名古屋帯です。
舞妓さんの簪のようでもあり、踊りの簪のようでもあり、どことなく演芸模様の様な楽しさが感じられます。
黒地に白いお花、緑の葉、そして部分的に挿された江戸むらさきの使い方が効果的で、大ぶりな模様のバランスが取れていて、メリハリのある色使いもすっきりとしていてとてもお洒落です。
時々はこれくらいのインパクトがある帯を取り入れてみるのも、気分がぐっとあがってお楽みいただけると思います。
アンティークの様な雰囲気も持っていますので、着こなしをアレンジされて、お手持ちのお着物を色々とご活用いただくのも良いかもしれません。
春ならではの楽しさのある、おすすめの一点です。
未着用品。
江戸むらさきは「#35164c　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。