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八重桜の花ロウケツ染名古屋帯

伊と幸製のしっかりとした打ち込みの帯地が山吹茶色に染められ、白い八重の桜の花がまるで開いたくす玉のように丸い形に集まって、そこからはらはらと薄紅色のはなびらが舞い、春のやわらかい風を感じられるような素敵な名古屋帯です。
それ以外の桜の花は、白いたたきのロウケツ染めでシルエットの様に描かれていて少しユニークですが、それが主役のお花をより美しく引き立てているようでもあります。
この季節の桜のモチーフのものとしては少し珍しいかもしれませんが、こちらの地色は白いお花とのコントラストもとても綺麗ですし、またお着物との相性も良いです。
紬系からやわらかいお着物まで広い範囲で色々とお合わせいただけて、カジュアルダウンした着こなしで街着として、また少し格高の小紋や江戸小紋とお合わせになられて少し気取ったお出かけにも素敵です。
お菓子の様に可憐な八重桜の模様を、朽葉色の葉が落ち着いた大人の雰囲気にしているようです。
毎年春が来るたびに楽しみに箪笥から出していいただいて、品質の良さからもきっと長くご愛用いただけそうな、おすすめの一点です。
未着用品。
山吹茶色は「#997426　WEB色見本　原色大辞典」を、
朽葉色は「#917347　WEB色見本　和色大辞典」をご参照下さい。