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アンティーク
花と蝶々の模様夏袋帯

透明感のある綺麗な翡翠色の絽織になった紗の帯地に、金色の小さな丸が並んだ線で3分割されたボーダーの中に、花と蝶とそして桃の実の図案がゴージャスなイメージで多色の糸と金糸を使って織り出された、どこか雰囲気のある素敵なアンティークの夏用の袋帯です。
お花と蝶々と桃は、明治期に日本に入ってきたと思われる中国の絽刺しにも見られ、黒繻子の帯地などに縫い付けられて丸帯や名古屋帯にお仕立されて趣味人に大変好まれた図案によく似ています。
蝶々は古風で鳳凰や羽衣の様にも見えます。
桃も文人好みのモチーフですし、どこかユニークで楽しい個性を持っています。
こちらは帯地の状態で手に入りましたが、表地のみでしたので袋帯にお仕立するのに同色の裏地がなかなか見つからず、実際に帯の形になるまでに1年以上過ぎてしまいました。
ようやく先日できあがってきましたら、金の色が翡翠色に映えて大変美しい豪華さのある夏の帯になっていてとても嬉しく思いました。
夏物はもちろん、単衣から薄物単衣まで訪問着にお合わせいただき、是非素敵な夏のフォーマルの装いをお楽しみいただきたい、おすすめの逸品です。
翡翠色は「#59b285　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。