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古代更紗模様生紬開名古屋帯

季節的には盛夏と真冬を避けて長くお召しいただけて、品質も良く、大変お洒落で人気の高い、少しエスニックな更紗調の生紬系の名古屋帯が何点か入荷いたしましたのでご紹介させていただきます。
同じ生紬のものでも張りがあって、一見麻のようにも見える質感の九寸名古屋帯は、袷から厚物単衣、やや薄物単衣の時期にも重宝します。
また、色柄もシックで合わせやすい調子のものが多く、色々なお着物と楽しくお合わせいただける事と思います。
こちらはとても細い糸で織られたタイプで、地の岩井茶色が透明感のある淡い色になっていて、紬の節とともにニュアンスのある魅力的な発色となっています。
その優しい地色にコントラストの強い濃い焦茶色でくっきりと更紗の模様が描かれています。
周りには小さな鳥も飛んでいて、細密な線の更紗模様でありながら、楽しくおおらかなアジアンテイストの不思議なお洒落さがあります。
別でご紹介している帯と同じく、広いシーズンで色々なお着物とお合わせいただき、個性的な着こなしをお楽しみいただけたらと思います。
偶然なのですが、まったく別のところから地色の違うものが今回同時に入荷いたしました。
もう一点は濃い海松茶色時に焦茶色で、ほぼ同じ図案が染められています。（画像8枚目）
そちらは開名古屋帯ではなく、普通の名古屋帯の形となっています。
地色が違う事だけで、まったく別のもののように雰囲気が変わります。
どちらもお洒落にお着物に添って素敵な着こなしをお手伝いしてくれそうです。
岩井茶色は「#93997b　WEB色見本　原色大辞典」を、
焦茶色は「#4c332a　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。
もう一点の地色は「#595147　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。