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水辺風景模様絽縮緬名古屋帯
こうげい芥川扱

今年は嬉しい事に、春先からこうげい芥川さんが扱われた商品が入荷し、ホームページやブログ、そして店頭でも何点かご紹介してまいりましたが、大変ご好評いただき喜んでいただけて良かったと思っております。
こちらは細い糸のタイプの絽縮緬の生地に、夏の水辺の風景を描いた名古屋帯です。
繊細な絽縮緬の質感に似合ったやさしい柳茶色の地に、霞のような暈しと大きめの疋田の模様が流れるように染められ、水辺に枝垂れ柳と、紅檜皮色と熨斗目花色のたくさんの花をつけた木が描かれた、少しユニークで古色のある素敵な夏の名古屋帯です。
前柄の片面は疋田模様が縞のように並んだもの、もう片面はお花の柄になっています。
お着物の雰囲気や合わされたい小物によって使い分けられると、まったく違った印象になると思います。
糸が細い絽縮緬ですので、盛夏近くまでお使いいただけると思います。
夏紬や上布類と合わせて夏のモチーフの帯留などを使われたい時には疋田模様の方を出されると素敵です。
また、絽の無地感覚のものや格高の小紋などやわらかい素材のお着物と合わせて、少し明るい色の帯締めを使って華やかに装われたい時は、お花が描かれている面を出されると良いと思います。
こんなお洒落な帯が一つあると、コーディネートの範囲がぐっと広がって楽しいですね。
手元で見ていても素敵ですが、締められるとさらにその良さがおわかりいただける、そんなおすすめの夏の一点です。
お仕立上り。
柳茶色は「#9ea361　WEB色見本　原色大辞典」を、
紅檜皮色（べにひはだいろ）は「#7b4741　WEB色見本　和色大辞典」を、
熨斗目花色は「#7b4741　WEB色見本　和色大辞典」をご参照下さい。