エスニック模様手描名古屋帯(作家物)
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商品番号 o1052
エスニック模様手描名古屋帯
販売価格 有難うございました

長さ 3 m 65 cm
太鼓巾 31 cm
前巾 16 cm
 

エスニック模様手描名古屋帯

秋はその日の気分によって様々なテーマを決めて着こなしをお楽しみいただける素敵な季節です。
今回は少しオリエンタルな雰囲気の模様の帯を2点ご紹介させていただきます。
こちらは、遠くタクラマカン砂漠に栄えたと言われる「古代都市タクラマカン」のホータン王国タクラマカン砂漠の中央に位置するダンダン・ウィリクから発見された壁画を描いたような、東西の文化が盛んに交流したであろう地域ならではのユニークな図案がたっぷりと描かれています。
古い壁画を見るようなイメージでわざとかすれたような調子に、また色使いも弁柄色と淡い藍色を使われていて、豊かな水があり、綺麗な花が咲き、実りの多い木がある、まるで楽園を描かれたようです。
ペルシャの壁画にもよく見られる葡萄の蔓の模様がボーダーに描かれています。
個人的には機会があれば一度現地に行ってみたいとずっと思っていましたが、かなり大変で難しいようです。何年か前に東京でも展覧会があったそうですが、西域美術史上有名な『龍女索夫(龍女伝説)』壁画、『養蚕西漸伝説図』、『鼠王伝説図』板絵を、何かの形で見る事ができたらと夢のように思ったりしています。
私が興味を持ったきっかけはテレビのドキュメンタリーでした。その後に調べて資料の写真で見たものですが、680年頃から710年頃にかけて活躍した尉遅乙僧(うっちいっそう)というその当時中国に流行した西域風を考案し、画壇において代表する人物の存在がありました。この地域の壁画は「鉄線描」という技法によるもので、輪郭の線は均一でぶれる事なく力強く高い技術を要するものであったそうです。それは中国でも非常に高い人気を誇り、その後日本に伝わり、法隆寺金銅壁画にもその影響が見られるそうです。
この事については色々と資料を集めているところで、時間がある時にきちんと調べたいと思っているテーマは他にもたくさんあり、それをとても楽しみに励みに思います。
余談ではありましたが、そんな古代へのロマンを感じられるおすすめの名古屋帯です。
お仕立上り。
櫨色(はじいろ)は「#7f563d WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。

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