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商品番号 o1063
アンティーク
鶏頭の花にトンボ刺繍昼夜帯
販売価格 有難うございました
長さ |
3 m 96 cm |
太鼓巾 |
30.4 cm |
前巾 |
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アンティーク
鶏頭の花にトンボ刺繍昼夜帯
少しアールヌーボー的な図案と色使いの素敵なアンティークの昼夜帯です。
鶏頭の花はかなり古く、奈良時代頃に日本に伝わったようで、身近なお花のひとつであったようです。
江戸時代の狩野派や伊藤若冲の絵のモチーフにも時折見られます。
大正時代には海外からの影響からか、こちらの帯の図案のように少し西洋趣味的な捉えられ方になっていて、同じお花なのにちょっと不思議な印象になっていたりして興味深いです。
こちらの帯は黒の背景にたっぷりとした調子でお花が描かれ、主役は白いお花ですが、寄り添うように描かれた、燃えるような赤・深緋色のお花と、ラピスラズリを連想する明るく深い藍色・鉄紺色のお花の色使いがなんとも素敵です。
そして極めつけはトンボですね。トンボが描かれている事でアールヌーボーの印象が強くなっていますが、鶏頭の花の葉には日本画の岩絵の具の緑色のような色が使われていたりと大正時代ならではの和洋折衷な楽しさがとても感じられます。
帯の裏面はバティックのような更紗調の模様の織り柄のものが使用されています。
久しぶりに大正時代ならではの楽しさの感じられるアンティークの状態の良いものがご紹介でき、嬉しく思います。
深緋色(こきひいろ)は「#c9171e WEB色見本 和色大辞典」を、
鉄紺色は「#17184b WEB色見本 和色大辞典」をご参照下さい。
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