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椿の模様型絵染名古屋帯
浦野理一作

今を盛りに咲く寒椿の花が一面に描かれた型絵染の名古屋帯です。
生地は少し珍しいと思われる紬縮緬のような素材で、一見黒に見えるような濃い濃い赤味のある紫・赤墨色です。
椿をモチーフにしたものの多くは写実的であったり、あるいはとても民芸的であったりするのですが、その地色の赤墨色に綺麗に映える桑茶色と灰汁色のグレーの花がとてもモダンできりりとした格好良い印象を与えてくれています。
この素材ですと紬系だけでなく少しやわらかい小紋系のお着物でもお合わせいただけます。
近年は紬とお召織の中間のような着る範囲の広いお着物に人気がありますが、そういったお着物との相性もとても良いように見えます。
シックで華やかで重宝しそうな雰囲気を持ったおすすめの一点です。
赤墨色は「#19110f　WEB色見本　原色大辞典」を、
桑茶色は「#956f29　WEB色見本　和色大辞典」を、
灰汁色は「#9e9478　WEB色見本　和色大辞典」をご参照下さい。