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鯛の絣柄小千谷麻名古屋帯

大きな鯛と小さな鯛が並んで泳ぐ様子が絣柄で描かれた、少しユニークな麻の名古屋帯です。
またそれが藍色地にグレーで織り出されているのも面白いと言えます。
深い色使いですが、若干透け感がある事と少しちぢみのタイプの織りとなっている事で、実際にはとても涼しげです。
同じ小千谷が産地の麻のお着物と合わされるのも楽しいかもしれませんし、夏大島や夏塩沢とも綺麗に合いそうです。
また八重山上布や能登上布、越後上布などと合わされるのももちろん素敵ですし、長板染の綿のお着物との着こなしも格好良いですね。
夏の九寸名古屋帯はどうしても白系のものが多く、白っぽいお着物とメリハリのある着こなしをされたい時に使えるものは意外と数が少ないです。
その点ではこちらの帯は重宝していただけそうです。
たい焼きみたいなユーモラスなお顔をした鯛も見ていて楽しいです。
夏ならではの着こなしを色々とお楽しみいただけそうな珍しい一点です。
濃藍色（こいあいいろ）は「#28334f　WEB色見本　原色大辞典」を、
銀鼠色は「#7e7e80　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。