|
|
|
|
商品番号 o1098
露草にホタルと虫篭図名古屋帯
腰原淳策作
販売価格 有難うございました
長さ |
3 m 67 cm |
太鼓巾 |
30.6 cm |
前巾 |
16.4 cm |
|
| |
露草にホタルと虫篭図名古屋帯
腰原淳策作
まるで物語の挿絵のように、情緒あふれる初夏の風景が友禅で美しく描かれた名古屋帯です。
少しグレー味のあるシックな絽縮緬の帯地に、それによく映える緑の葉が瑞々しい露草が咲き、そこに虫篭と飛び交うホタルが描かれた素晴らしい作品です。
露草は私が子どもの頃は5月、6月から9月頃まで路地にその可愛いお花が咲く様子が見られましたが、近年はそういった場所に行く事も少なくなり、なんだか懐かしく思われます。
その色素がすぐに覚めてしまうというこのお花の特徴から、友禅や筒描きの下絵を描く時に使われる事をご存知の方も多いのではないでしょうか。
また、一日でしぼんでしまうという儚さからか、歌にもたくさん詠まれています。
夏のモチーフには儚げなものが好まれた部分もあり、朝顔や酔芙蓉のお花などと同じく露草も古くから日本人に身近で親しまれていたもののひとつのようです。
お太鼓の部分に少し明るく暈しが入れられて、それが蛍の光を強調しているようでもあり、それによって華やかな雰囲気になっています。
お花の中心と虫篭の紐の蘇芳色がアクセントとなって、さらに華やぎを添えているようです。
藤煤竹色(ふじすすたけいろ)は「#595058 WEB色見本 和色大辞典」を、
千歳緑色は「#254d33 WEB色見本 原色大辞典」を、
紺色は「#223a70 WEB色見本 原色大辞典」を、
蘇芳色(すおういろ)は「#803233 WEB色見本 和色大辞典」をご参照下さい。
|