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【商品説明】
今回の『冬のよそほひ展』に向け、少し珍しく作品力のある素敵な染めの帯を何点かご紹介させていただきます。
力のあるタイプの染め帯は、日常のお洒落着のみに限らず意外と活用が効いて色々なお着物とも合わせやすい事から着こなしにも取り入れていただきやすく、着る機会が多く重宝します。
またお召しになるたびに心がうきうきとして楽しいとおっしゃる方も多いです。
こちらはいつもその品格ある色使いと、繊細でたおやかに図案を描く線の美しさにうっとりとしてしまう、日本工芸会正会員・坂井教人氏作の「砂漠」がテーマの友禅の袋帯です。
個人的にはウイグル地区「タクラマカン砂漠」の奥深くに眠る「ダンダンウィリク遺跡」、シルクロード学の原点ともなったともいわれる古代仏教都市の遺跡にいつかは行ってみたいと長年思っています。
そう考えているだけで砂漠を訪れた経験は一度もありませんが、乾燥しきっていて日中は死ぬほど暑いというか熱い場所といったイメージを持たれている方も多いと思います。
それなのに、坂井教人氏が描かれる世界はとてもクールでロマンティックな魅力的な場所となっていて、とても不思議な印象を受けました。
こちらは同じテーマの訪問着のお着物も入荷いたしております。
少し澄んだ、そしてやわらかさのあるシルバーグレー・霞色の地に、同系色でありながら微妙にニュアンスの違う桔梗鼠色、淡藤色といったグレー系で綺麗な風紋も細やかに、遠くまで広がる美しい景色が描かれています。
タレの部分に小さな駱駝の行列が並んでいるのがなんだか可愛らしく見えます。
地銀通しの上等な雰囲気のある作品ですので、紬やお召織のお着物をはじめ、格高小紋から軽めの附下くらいまでお使いいただけます。
霞色は「#c8c2c6 WEB色見本 和色大辞典」を、
桔梗鼠色は「#757380 WEB色見本 原色大辞典」を、
淡藤色は「#919bb3 WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。 |
