【商品説明】
少しだけ紫を感じられるような上品なグレー・源氏鼠色の結城紬地に、流水に竹、桜や菊など草花の模様が古色然としたかすれた印象の摺り箔で置かれ、そこに散らされた雲取の図案の中に花菱、網代、水玉などの伝統的な模様が手刺繍で描かれた豪華な袋帯です。
地色の源氏鼠色に枯れた彩りの金彩は、まるで古い屏風絵を見るような風情があります。
浮き上がるように雲取りがとられて、そこにも煤竹色の金箔が置かれ、くっきりとした輪郭も刺繍されてメリハリのある模様となっているようです。
赤墨色や黒茶色、桑茶色などの同系のシックな色使いで花菱や網代か組紐のような図案が手刺繍されています。
ひとつだけ水玉のような大小霰のような可愛い図案もあり、それに使われた紺鼠色が素敵なアクセントとなっています。
今回の『初秋のよそほひ展』では、9月下旬からお召しいただけそうな、少し洒落感のある万筋や無地系の単衣の結城紬などをご紹介させていただいています。
そういったお着物にもいつもと違った雰囲気で合わせていただけそうです。
紙布の黒の無地の単衣、また黒八丈のお着物など少し個性の強いお着物とも素敵に合いそうです。
程良い高級感とエレガントさを持ち合わせて着こなしをグレードアップしてくれそうなおすすめの一点です。
源氏鼠色は「#665c61 WEB色見本 原色大辞典」を、
摺り箔の色は煤竹色(すすたけいろ)「#4d3834 WEB色見本 原色大辞典」を、
刺繍の色は赤墨色「#3f312b WEB色見本 和色大辞典」を、
黒茶色は「#583822 WEB色見本 和色大辞典」を、
紺鼠色は「#956f29 WEB色見本 原色大辞典」を、
桑茶色は「#394b73 WEB色見本 和色大辞典」をご参照下さい。 |