【商品説明】
今回の『初秋のよそほひ展』には、初日、2日目ともスタッフも驚くほどたくさんのお客様にお越しいただき、皆様とても熱心にご覧いただいてありがとうございました。
まだまだ日中は陽射しが強く感じられますが、なんとなく空も高く流れる雲にも秋を感じられるような気候となっていることもあり、もう秋の装いに気分が向かっていらっしゃる方も多い事を嬉しく思いました。
この後も初日までにご紹介できなかったお品物を少しずつですがご紹介させていただく準備を進めております。
ご来店いただきましたお客様のお話を伺いますと、お洒落着用の名古屋帯を探されている方が圧倒的に多かったようです。
こちらは風に舞う木の葉をユーモラスに絞り染めで描いた紬地の名古屋帯です。
シックな黄緑・鶸茶色の地色ですが、光沢がある紬地に染められているため少し明るく感じられます。
銀杏や椎の葉のような形の葉っぱが風にのってくるくると向きを変えながら舞っている様子が可愛く目に映ります。
間に置かれた市松の形の絞りは石畳でしょうか、秋の街の風景のようで素敵です。
それぞれの葉っぱには露の様に丸い形の模様が描かれていて、その事でまた表情豊かに見えて面白く感じられます。
シンプルな色使いにもどこかリズミカルな楽しさがあり、紬のお着物とお合わせいただいてもきっとうきうきとした気分でお出かけできそうです。
東京の街でも11月中旬から12月にかけては銀杏の葉が美しく色付き始めます。
今からそんな季節の事も思い浮かべながら、楽しみにお使いいただけそうなおすすめの一点です。
鶸茶色(ひわちゃいろ)は「#666346 WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。 |