【商品説明】
この秋はお店にいらしたお客様で更紗の帯を見られる方がいつもより多いような気がします。
更紗の帯は作られているものの年代も素材も染め方も種類が多く、明治から大正時代にも、また昭和の中頃にも人気があったようです。
こちらはインドの少し古い模様を復元したような、木版調の素朴な雰囲気のものです。
黄色味の感じられるベージュの少しふんわりとした紬地の、お太鼓の右側に8cmくらいの幅の縦のボーダーが濃い鶯・璃寛茶色の地に唐花の模様が染められ、左側の広い部分には大ぶりな花唐草と可愛い鳥が染められています。
柄の部分は濃い藍・瑠璃紺色でくっきりと描かれ、部分的に明るい青緑・花緑青色の暈しが加えられて民芸色のある模様をモダンな印象のものとしているようです。
しっかりとした素材に手をかけた染めで作られていて、大人の上質なカジュアルの帯となっています。
今月の後半からの単衣の紬類などに合わされて、お洒落な着こなしをお楽しみいただきたい一点です。
練色(ねりいろ)は「#ccc4af WEB色見本 原色大辞典」を、
璃寛茶色(りかんちゃいろ)は「#4d4318 WEB色見本 原色大辞典」を、
瑠璃紺色は「#091933 WEB色見本 原色大辞典」を、
花緑青色「#004d3c WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。 |