【商品説明】
少しずつ気温が下がってきているように感じられる今日この頃ですが、先日の『初秋のよそほひ展』では、盛夏の時期にお着物を少しお休みされていたお客様にも久しぶりにお会いできてうれしく思いました。
当店でもご案内させていただいていました時事通信ホールでの『沖縄の工芸展」にお出かけいただいた方もたくさんいらっしゃったようです。 ありがとうございました。
ホームページでは引き続きこれからのシーズンのものをご紹介させていただく予定にしております。
こちらはこっくりとした赤味のあるえび茶・錆色の塩瀬の地に約5cm角の市松が細かく取られ、その中には四季の草花や蝶々、更紗調の模様、また唐草や露芝のような古典の模様などが多彩に描かれた名古屋帯です。
一角ずつに描かれた模様は全部違っていて、それぞれに細やかに染められ、パステルカラーで色付けされています。
その柄を目で追っていきますと、まるで大正時代や昭和の初め頃に作られていた版画などの刷りものの小さなポチ袋が並べられているのを見ているようで面白いです。
四角は利休白茶色や水浅葱色、また蜂蜜色の地色にオミナエシ、萩、紅葉、柳、竹、そして椿などがやさしいトーンで染められていて、所々に可愛いピンク・退紅色が挿されています。
色々とお着物との相性の良いこの錆色の地はちょっと嬉しく思えます。
長くご愛用いただけそうな品質の良いおすすめの一点です。
錆色は「#4d2519 WEB色見本 原色大辞典」を、
利休白茶色は「#b3ada0 WEB色見本 和色大辞典」を、
水浅葱色は「#80aba9 WEB色見本 原色大辞典」を、
蜂蜜色は「#fddea5 WEB色見本 原色大辞典」を、
退紅色(あらぞめいろ)は「#d69090 WEB色見本 和色大辞典」をご参照下さい。 |