【商品説明】
少しずつ気温が下がってきているように感じられる今日この頃ですが、先日の『初秋のよそほひ展』では、盛夏の時期にお着物を少しお休みされていたお客様にも久しぶりにお会いできてうれしく思いました。
当店でもご案内させていただいていました時事通信ホールでの『沖縄の工芸展」にお出かけいただいた方もたくさんいらっしゃったようです。ありがとうございました。
ホームページでは引き続きこれからのシーズンのものをご紹介させていただく予定にしております。
こちらはこの季節のモチーフのものとしては少し珍しいと思われる緑味の感じられる発色の良い黄・刈安色の地に、りんご、葡萄、ラ・フランスなどの果物がユーモラスなイメージで織り出された名古屋帯です。
川島織物さんで丁寧に作られたものですので、手に取って触っていただきますと図柄の楽しさとは対照的に上質な質感が伝わってきます。
多色使いで、果物の中の細やかな小紋の柄は緑色からはじまって千歳緑色との濃淡、また同じ赤系でも赤朽葉色から赤銅色、蒲葡色とたくさんの色を使い分けられていて、ポップな模様にも奥行きが感じられます。
どこかオーストラリアの有名な画家である「グスタフ・クリムト」の作品を彷彿とする柄と色使いを楽しく見る事ができます。
この地色の帯は本当に重宝します。 最近では秋や冬でも明るめのトーンのお着物は人気がありますので、そういったお着物とも軽やかに綺麗に合うのではないかと思われます。
きりっと引き締めるには、その日の気分に合わせて帯の中の色を1色取って、少し濃い色目の小物を選ばれると良いでしょう。
軽快な図案と色使いでありながら、上質で飽きの来ないおすすめの一点です。
刈安色は「#ccbf5a WEB色見本 原色大辞典」を、
緑色は「#2d8051 WEB色見本 原色大辞典」を、
赤朽葉色(あかくちばろ)は「#db8449 WEB色見本 和色大辞典」を、
千歳緑色は「#316745 WEB色見本 和色大辞典」を、
赤銅色(しゃくどういろ)は「#752100 WEB色見本 和色大辞典」を、
蒲葡色(えびぞめいろ)は「#4d2947 WEB色見本 原色大辞典」を、
濃鼠色は「#4f455c WEB色見本 和色大辞典」をご参照下さい。 |