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【商品説明】
秋を感じられるような気温の日も多くなってきました。
そんな季節にちょっと楽しい模様の着物や帯をご紹介させていただきたいと思います。
やや光沢のある強めの打ち込みの丁子色の紬の帯地に、これほどの手刺繍をするのは大変だったのではないかと思えるような複雑な模様が、色々な色の糸で刺された唐花模様の袋帯です。
茎と葉は黄色味のある薄茶・路考茶色と濃い茶・憲法色の暈しのものと、シルバーグレー的な薄雲鼠色の濃淡で描かれています。
お花はボルドーワイン色のような深い葡萄色と明るい長春色の暈しになっていて綺麗です。
ペルシャ華文のような少しオリエンタルな印象もありますが、唐花のお花がカーネーションのようにも見えたり、ラフな線がクラシックなリボン刺繍のようにも見えたり、どこか懐かしい雰囲気も持っています。
刺繍の技法は何種類かが使われていて、相良のようなフレンチナッツ的なものと、大正時代の帯などにも見られるような×の模様を重ねてボリューム感を出す乱心刺繍のようなものも見られます。
見ているだけでも楽しいのですが、是非お気に入りのお着物と合わせてお出かけしたいと思えてきます。
絣柄のある紬のお着物とも合いますし、少し光沢のある無地感覚のものとでもお洒落に合わせていただけそうです。
別でご紹介させていただいております、上野真さんの「江戸風景図友禅名古屋帯」の友禅の洗練された良さと、こういった刺繍ならではの素敵なボリューム感とを見比べても、本当にお着物の世界は奥が深く楽しいものだと思います。
お出かけ前のコーディネートを悩むところから楽しみは始まります。
是非次のお休みは一番素敵な装いでお出かけください。
丁子色は「#b39972 WEB色見本」を、
葡萄色（えびいろ）は「#330113 WEB色見本」を、
長春色は「#995966 WEB色見本」を、
薄雲鼠色は「#c4ccca WEB色見本」を、
路考茶色（ろこうちゃいろ）は「#8c7042 WEB色見本」を、
憲法色は「#543f32 WEB色見本」をご参照下さい。 |
