【商品説明】
東北地方の伝統的なこぎん菱刺しの模様が美しい手仕事でつくられた素晴らしい開名古屋帯です。
黒地の木綿の帯地に蘇芳色の糸で、菱の形をベースに縞や卍の形などアレンジを加えられた色々な模様が驚くほど細やかに刺されています。
地の黒がほとんど見えないほどに、また一見では織りのものかと見間違うほどに、その模様は人の手仕事によって長い時間と手間をかけて一針ずつ描かれていきます。
昔は雪で閉ざされる何か月もの間にその手仕事が行われ、春が来て完成したものは人手に渡り、大きく家計を助けるものであったために、美しい刺し子を刺せる娘さんは良い嫁入り口を紹介されたと聞いた事があります。
そんな少し前の日本の女性の底力を身に染みて感じられるような美しさです。
それにしても、少しずつ変化はしていながらも古くからこういった図案はつくられていたようで、そのデザイン力にも改めて驚かされます。
こちらはおそらく30年くらい前のものと思われ、大切に保管されていたようでとても良い状態ですが、時代的に総丈が近年のものより短めとなっています。 そのために大変お値打価格とさせていただいております。
胴の部分に別の布を足して長さを出す加工、切らないつくり帯の加工、二部式の帯の加工等が可能です。ご希望の方はお問合せください。
また、短めの帯の簡単な着付けの方法などのレクチャーなど、色々な方法がございます。
どうぞお気軽にご相談くださいませ。
蘇芳色は「#804041 WEB色見本」をご参照下さい。 |