【商品説明】
気温も下がってきてますます深まる秋に、個性的な名古屋帯を何点かご紹介させていただきたいと思います。
もう一点ご紹介していますラオスの布模様の帯も面白いのですが、こちらはまるでアフリカの泥染めを連想する色使いの名古屋帯です。
アフリカの木綿の泥染めの布には、赤味のある茶色地に黒の絞りや手描きの幾何学模様のものが見られます。
こちらはおそらく双葉の模様のところに色どめがされ、絞り染めに見える摺り染が施されていると思われます。
その双葉の形の中に、さらに小さな双葉の模様がびっしりと並んだ小紋のように友禅で描かれています。
大変ユニークな技法のもので、地染めは大きな木の樹皮か杢目のようでもあり、そこに新芽が芽吹いたような光景が思い浮かびます。
春には芽吹き、秋には紅葉の落ち葉の見立てにしていただいて、季節も広くお召しいただくのが良いかと思います。
こういった色使いのものは、季節によって小物でアレンジを変えていただくととても印象が変わります。
春先には淡い水色や白い帯締めが綺麗に合いますし、秋口からは黄色系や赤系が合います。
小物の存在は大きく、是非お出かけ前に帯揚げや帯締めを載せて色々とお試しいただくのも楽しいかと思います。
地染めの色は樺色「#9C4836 color-sample.com」を、
双葉の中の地色は焦茶色「#5C4138 color-sample.com」を、
小さい双葉の色は藍鼠色「#557177 color-sample.com」をご参照下さい。
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