【商品説明】
こっくりとした薄茶色の濃淡、変り暈しの市松のニュアンスのある色に奥行きを感じられる素敵な夏の名古屋帯です。
緯糸には科の木の樹皮の繊維で作られた糸が使われ、外側の濃い部分と、晒した薄い部分との濃淡で模様を織り出されています。
経糸には手績みの麻糸が青磁色をずっと淡くしたような青白橡色の絣糸に染められ、科の糸とからんで不思議な暈しのある市松模様を構成しています。
非常に手の込んだ珍しいものです。
夏のアイテムではありますが、しっかりとした科の糸の風合いと色使いなどから、もう少し早い時期からお召しいただけそうです。
使い込むほどに味わいの深まる自然布の代表格でもある科布は、少し民芸的な荒々しい質感のものも妙味があって面白いですが、こういった端正な印象のものもまた風情があります。
そういった意味では希少性の高い、そして少し通好みのお洒落なおすすめの一点です。
未着用品。
緯糸の科の色は柴染色(ふしぞめいろ)「#b28c6e color-sample.com」、
煎茶色「#8c6450 color-sample.com」を、
経糸の麻の色は青白橡色(あおしろつるばみいろ)「#9ba88d color-sample.com」をご参照下さい。
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