【商品説明】
日本最古といわれる麻織物の歴史は古く、日本各地で織り続けられてきた長い歴史の中でその技術がより高度になり、「上布」という最高級の織物にまで高められました。
その原料である苧麻・からむしは福島県昭和村で育てられ、苧麻の糸が生まれます。
からむしはイラクサ科の多年草で、その繊維は青苧(あおそ)と呼ばれます。
その青苧は越後地方に送られ、重要無形文化財越後上布の原材料としても使用されます。
昭和村は本州において唯一「上布」の原料の産地となっています。
こちらは、その青苧を産地である昭和村ですべての作業工程を経て織られた帯です。
苧麻本来の色であるやや濃い生成り・蒸栗色の地のひと幅に4個の四角が取られ、その中に山形の模様が織り出された幾何学の絣模様となっています。
帯1本分の苧績みには2ヶ月程かかり、それを絣の模様に括り、染めて地機で織りあげます。
他の上布の作品と同じように非常に工程が多く、制作には時間と人の手がかかります。
通気性と吸湿性に優れ、張りのある糸は肌触りも良く、高温多湿の日本の夏に最適な織物といえます。
こちらは緑青色と黒橡色の絣の模様が可愛く、とてもお洒落な夏のアイテムとなっています。
未着用品。
地の色は蒸栗色「#E0D4B8 color-sample.com」を、
模様の色は緑青色(ろくしょういろ)「#3F7955 color-sample.com」を、
黒橡色(くろつるばみいろ)「#2F3437 color-sample.com」をご参照下さい。
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