【商品説明】
少しユニークで大胆なデザインの図案を、手機で丁寧に織って表現した面白い袋帯のご紹介です。
鯰はその生命力溢れる強いイメージとユーモラスな風体で古くから身近な存在であったようですが、江戸時代の安政の大地震後は大量に「鯰絵」といわれるものが売り出され、広く知られる事になったようです。
また大津絵にも代表格として登場しています。
「瓢箪鯰」といわれるもので、つるつるの瓢箪でぬめる鯰を押さえつけるにはどうするかという禅問答に由来するそうです。
大津絵に描かれているのは猿が瓢箪を持って鯰を押さえようとしている図で、目的に対して手段を間違えないようにという意味合いもあるそうです。
こちらは悠々とした雰囲気の赤いナマズと黒いナマズが存在感のある姿で織り出されています。
緯糸には黒と茜色の箔の生地を裂き織のように細く裂いたものが使用されていて、それがすくい織の技法で織られています。
そのため不思議なニュアンスと程よい光沢が見られ、鯰の姿により活き活きとした艶が感じられます。
どなたにでもといったデザインではありませんが、遊び心がありながらも品質の良いものは飽きる事がなく、個性的で身に着けると満足感があり一段とお出かけも楽しくなる事でしょう。
手機で織られた重厚さはありますが、実際には非常に軽くお使いいただきやすい、おすすめの一点です。
未着用品。
地の色は赤墨色「#3f312b color-sample.com」、
鯰の色は錆色「#6c3524 color-sample.com」をご参照下さい。
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