これからの季節にお召しいただくのに最適な、お洒落な紙布の名古屋帯が入荷いたしましたのでご紹介させていただきます。
色のマジックでしょうか、糸の構成でしょうか。平織なのですが、算崩しや網代織で織られているように面白く見る事ができます。
生成り色の白と檳榔子染の黒は和紙を染めて紙縒りにした糸が使用され、黄枯茶色の薄茶は麻の糸が使われているようで、その素材の違いも上手く使い分けられています。
お太鼓の部分と前柄のポイントにはさらにアレンジが加えられてより複雑に見え、非常に凝った作品である事がわかります。
見た目の重厚さとは裏腹に、紙布ならではの特徴で手に取りますととても軽く、驚いてしまいます。
単衣の季節に無地感覚のものから細縞のもの、また型絵染や紅型染めのお着物など柄の強いものまで幅広いお着物とお合わせいただける事と思います。
真夏を避ければ広い季節にお召しいただけるのも嬉しいポイントですね。
大変お洒落で工芸的なこだわりが感じられる、高級感あふれるおすすめの一点です。
未着用品。
生成り色「#fbfaf5 color-sample.com」、
黄枯茶(きがらちゃ)「#756252 color-sample.com」、
檳榔子染(びんろうじぞめ)「#332f2e color-sample.com」
をご参照下さい。
|