【商品説明】
日本の上代裂の「三大纈」といわれる蝋纈・纐纈・夾纈の中で、いまだ謎が多いとされる夾纈染は、凸と凹の二種類の板に生地を挟んで板締め染めをされたのであろうと言われていますが、多色の場合はその色付けがどういう方法でなされたのかという事については諸説あるようで、どこかロマンティックでもあります。
そんな古代の染織品を目にしますと、それを作られた方や身に着けていた人々へ思いが馳せられて不思議な気持ちになります。
正倉院の御物に見られる夾纈染は「あしぎぬ」や「羅」に染められていることが多いようですが、こちらは「本羅」と織り出しのある羅織の生地に夾纈染めが施されたものとなっています。
この地織ですと、単衣の時期から、盛夏を通してお使いいただけます。
明るいオレンジ系のベージュ・白茶色の地に、正倉院文様でも見たことのあるような、たっぷりとした実をつけた樹が描かれ、それに寄り添うような鳥の姿や飛び交う蝶の姿が見え、豊かな生命の営みを感じられるようです。
実際にお締めいただいて帯の形になりますと、夾纈の模様と並んで地の羅織の四ツ目菱模様が浮き上がってとても綺麗です。
古代の染織品にちなんだものである格調の高さと品質の良さ、そして模様のお洒落さがとても魅力的なおすすめの一点です。
地の色は白茶「#b3977b color-sample.com」、
模様の色は藍鼠「#6c848d color-sample.com」、
紫鼠「#71686c color-sample.com」、
浅蘇芳「#804d58 color-sample.com」、
銀煤竹(ぎんすすだけ)「#856859 color-sample.com」、
櫨色(はじいろ)「#b77b57 color-sample.com」
をご参照下さい。
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