秋の初めにその可愛い花をつける「秋海棠」。
江戸時代初期に日本に渡り、身近に好まれた花ですが、近年日本に入ってきたベゴニアとはまた違う、和様を混ぜた雰囲気を持ち合わせた不思議な魅力があります。
こちらは独特の作風で一目見てその個性がはっきりとわかる、長瀧澄男さんの作品です。
少し透け感のある生紬の経糸の節が楽しい生地に、かわいい紅色の花と瑞々しい大きな葉が染められています。
初秋の単衣のお着物とお合わせいただいて、季節感が感じられる装いをお楽しみいただくのも良いと思います。
前柄は少し控えめに小さく描かれていて、何か秋のモチーフの帯留などを合わされるのも素敵ですね。
そんな着こなしのイメージが広がりそうな、秋口に着てみたいと思えるおすすめの一点です。
お仕立て替え済。
地の色は灰白色(かいはくしょく)「#e9e4d4 color-sample.com」、
花の色は桃花色「#e198b4 color-sample.com」、
中紅「#c85179 color-sample.com」、
葉の色は鶸萌黄(ひわもえぎ)「#608033 color-sample.com」、
千歳緑「#254d33 color-sample.com」
をご参照下さい。
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