少しシボの高いちりめんの生地が深みのある黄色・芥子色に染められ、勢いの感じられる松の枝と可愛いマツボックリの模様が友禅で描かれた九寸名古屋帯です。
新芽を携えてすっきりと描かれた松の葉は、錆鉄御納戸色のとても細やかな疋田の模様が敷き詰められ、後ろの枝はそれを引き立てるような浅紫色で染められていて、そのコントラストも綺麗です。
松の模様はあまり季節を問わないことでも人気がありますが、こちらは地色的に秋の装いにも良いのではないかと思い、ご紹介させていただきました。
新春にも松の柄は好まれますし、意外とお召しいただける時期は長いのではないかと思います。
枝ぶりの勢いが気持ち良いくらいスカッとしていて、細やかな疋田が格調を感じさせ、マツボックリが可愛いアクセンととなった、大変お洒落心のある素敵な帯です。
格高の小紋や江戸小紋などとお合わせになるのも良いでしょうし、紬のお着物ともお合わせいただけます。
活用範囲も季節も幅広く、大人のお洒落さが漂う、そして高級感の感じられるおすすめの一点です。
地の色は芥子色(からしいろ)「#d0af4c color-sample.com」、
松の疋田の色は錆鉄御納戸(さびてつおなんど)「#293233 color-sample.com」、
松の色は浅紫「#806a7c color-sample.com」、
マツボックリの色は藤煤竹(ふじすすたけ)「#332f32 color-sample.com」
をご参照下さい。
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