【商品説明】
ねん金(「ねん」は糸へんに念)の糸で織られたもの特有の複雑な色と光沢で、色の説明も少し難しいのですが、燻し金のようなやや抑えた金糸の輝きが大変美しい織物です。
練色と利休鼠色の段暈しに、大きく入子菱の地模様が織られ、その模様に沿って銀の糸で小さな丸が並んで織り出されています。
ねん金綴錦の研究と復元作業は、徳川家に伝わる宝物の中の袱紗の裂の復元を依頼されたところから行われたそうです。
5年以上の歳月をかけて完成したものがこちらの「ねん金綴錦」で、その名前も徳川美術館からの許可がないと使用してはいけないそうです。
他では見る事のない質感と光沢と品格が、ひとつの個性となって輝いています。
今回もう一点ご紹介させていただいております、勝山織物さんの段暈しに七宝繋文袋帯と同様、ゴージャスでありながら色々なシーンでのご着用が可能な、活用の利く優れた作品といえるかと思います。
このクラスの帯を拝見していますと、西陣の歴史的背景からなる織物のレベルの高さと多彩さに感服いたします。
改めて完成度の高いものが持つ心地良さを感じられる、大変おすすめの逸品です。
練色「#ccc4af color-sample.com」、
利休鼠「#888e7e color-sample.com」
をご参照下さい。
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