【商品説明】
黒地にくっきりと浮かび上がるように、暁鼠色と青磁鼠色との綺麗な色使いで幔幕が描かれ、その区切られた空間に緑の葉を湛えた紅葉と黄色のお花を咲かせた葵が置かれた、風情のある工芸キモノ野口さんらしい素敵な名古屋帯です。
葵と紅葉に幔幕がまるで源氏物語の第7帖の「紅葉賀」を連想させるような、どこか雅な物語性のある図案です。
すこしやわらかい素材や地模様のあるお召織の無地のお着物でドレッシーに装っていただいたり、軽めの附下から江戸小紋、工芸的な紬のお着物まで幅広く上品にお合わせいただけます。
黒地の塩瀬の帯は意外と強い印象になりがちですが、こちらの帯は墨がかった黒地な事とお太鼓の模様の面積が広い事、そして紅葉の葉の臙脂色と葵の葉の緑の疋田模様が全体を和らげる効果を発揮している事で優しい印象となっています。
少しおめかししたい気分をきっと盛り上げてくれそうなおすすめの一点です。
未着用品。
幔幕の色は暁鼠「#d3cfd9 color-sample.com」、
青磁鼠「#bed2c3 color-sample.com」、
紅葉の色は老竹色「#769164 color-sample.com」、
臙脂「#b94047 color-sample.com」、
葵の色は千歳緑「#316745 color-sample.com」、
似せ紫(にせむらさき)「#33232a color-sample.com」、
芥子色(からしいろ)「#d0af4c color-sample.com」
をご参照下さい。
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