【商品説明】
爪掻き綴れとは、機の下に織り出していく図案を置き、その模様の通りに杼ですくい、ギザギザにした爪の櫛で糸をしごいて締めて織り出していく、非常に技術と時間と根気が必要な織物です。
こちらは近年ではつくられることが非常に少なくなった爪掻き綴れの素晴らしい袋帯です。
黒地に金銀の綴れの糸で大きな弧を描いて蔓草が織り出され、丁字のお花が赤くくっきりと花開いている様子が織り出されています。
釘のような形をした丁字のお花は香りが良く、香辛料や生薬にも使われるそうで、洋名はグローブともいわれますが、健康や長寿の意味合いもあり、宝尽くしの模様にも取り入れられていたりします。
こちらのようにお花の形で表されている事の方が珍しいかもしれません。
爪掻き綴れならではのきっぱりとした輪郭が清々しいほどに際立ち、花の輪郭の細い白い線も綺麗に織り出されていて目にも心地よく映ります。
訪問着のお着物や附下、地紋無地のお着物などとお合わせいただきましても存在感のある立派な佇まいとなって、装いを華やかなものとしてくれる事でしょう。
希少性の高い、そして黒地に冴えた金銀と赤の模様に高級感の溢れるおすすめの一点です。
赤の色は「#e60033 color-sample.com」
をご参照下さい。
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