【商品説明】
黄色味のあるグレーベージュ・砂色の地に、お太鼓の部分に色絵皿のように八角形のような形が秘色色で染め抜かれ、そこにムラサキツユクサとサギ草のお花が咲く様子が細密な加賀友禅で染められた開名古屋帯です。
絵皿のようにも見えるのですが、輪郭が少しぼかされているので、窓からのぞく明るい空の色のようでもあります。
前柄はムラサキツユクサとサギ草が片面ずつ描かれていて、締められ方で表情が変わるようになっています。
とても写実的で、春から初夏にかけての季節にとても素敵な装いをお楽しみいただけそうです。
お太鼓の八角形が真ん中ではなくて、少しだけ右にずらされているところもお洒落ですし、八角形の縁に竜のひげが描かれているのもなんだかレースみたいで可愛くて、優しい色使いといい女流作家さんならではのあしらいかと思いました。
小さな帯という世界に空の広がりを感じられたり、野山に咲く花の可憐さに生命力を感じられたりする素敵なおすすめの一点です。
地の色は砂色「#ccc4a5 color-sample.com」、
背景の色は秘色色(ひそくいろ)「#abced8 color-sample.com」、
花の色は深紫「#3f2f4d color-sample.com」、
真紅「#a22041 color-sample.com」、
葉の色は薄鼠「#9790a4 color-sample.com」、
緑青色「#47885e color-sample.com」
をご参照下さい。
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