野に咲く草花や幾何学的な模様を独特の技法で優しく力強く表現され、多くのファンの心を引きつける素敵な作品を数多く発表され、数々の受賞を重ねられた木原明氏の九寸名古屋帯の作品をご紹介させていただきます。
こちらは群生する葦やススキの幹のようにも見える線が折り重なる様子を、青の濃淡による絶妙な色使いの絞り染めで描かれ、部分的に真糊で白い直線が引かれたものです。
藍を淡くしたような青・花浅葱色に、緑がかったブルー・浅葱色が重なり、グレー味のある水色・薄花色も見え隠れしています。
その表現は木原さん独特のものですが、白い地に何段階もの青の濃淡が映えて透明感のある美しい彩りとなり、清々しい素敵な模様となっています。
遠目にもこの綺麗な色使いは目を引きますので、きっと洗練されたお洒落な着こなしにしてくれる事でしょう。
単衣の時期までお使いいただける、爽やかな色使いが嬉しいおすすめの一点です。
花浅葱「#2a83a2 color-sample.com」、
浅葱色「#00a3af color-sample.com」、
薄花色「#698aab color-sample.com」
をご参照下さい。
|