緯糸に極細の金の箔糸が織り込まれ笹蔓緞子の地模様が織り出された引箔の地に、一段太い金箔の糸で竹雀の模様が描かれた袋帯です。
極細の糸で織られているため、非常に薄くしなやかな質感で軽くお使いいただきやすそうです。
竹雀の部分は微妙に光沢の違う箔の糸が使い分けられていて、竹の葉や雀に陰影が現れて模様に奥行きが感じられ、面白い表情となっています。
やわらかい素材の附下から地紋無地、飛び小紋、江戸小紋などと合わされて少し趣味的な要素をお楽しみいただくのも良いですし、燻し銀のようにあまり金糸が光るタイプではありませんので、地模様のあるお召織や光沢のある紬のお着物などにお洒落袋帯的な扱いで合わされるのも良いかもしれません。
手元で触れているだけでも上質な質感がとても心地よい、少しエレガントな佇まいのおすすめの一点です。
未着用品。
地の色は涅色「#332b22 color-sample.com」
をご参照下さい。
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