2cm×2.3cmの四角がひと幅に8個並んだような模様が織り出された帯地が、明るいクリーム系のベージュ・白橡色に染められ、四角は翡翠色と白で染め抜かれて市松の配置に置かれ、白い部分には金彩も施された、ちょっと可愛らしさのある九寸名古屋帯です。
四角ではないところは小さな疋田のような模様が織り出されていますが、地も四角も少しだけ透け感のある織りとなっていて、色使いからも、袷の時期から単衣の時期まで広くお使いいただけるのではないかと思います。
地模様に合わせて彩色されているのですが、少し離れて見ると手描きで描いた四角がやや不揃いに並んでいるように見えて面白いです。
爽やかさのある色使いと生地の風合いで、春から初夏にかけてお召しになりますと、きっと素敵な清々しさが感じられる事と思います。
お着物との相性も良い白橡色の地色は、幅広いお着物と合わせていただけますので、濃い色から白やベージュの同系色までいろいろとお試しいただけると良いのではないでしょうか。
新緑の季節にぴったりなパステルカラーがお洒落な、おすすめの一点です。
地の色は白橡(しろつるばみ)「#cbb994 color-sample.com」、
四角の色は翡翠色「#5c9985 color-sample.com」、
生成り色「#fbfaf5 color-sample.com」
をご参照下さい。
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