少し明るい藍・紺青色の極細の糸で織られた紗紬の生地に、大胆な調子で松竹梅と菊のお花の模様が濃い藍色の型絵染で染められた夏向けの九寸名古屋帯です。
一足早く、これから夏に向けてお使いいただける名古屋帯をご紹介させていただく予定です。
近年では3シーズン的な素材の帯をよく目にするようになっていますが、盛夏を挟んだ3シーズン用のものは、九寸ですと早めの季節からお使いになる方も増えています。
その日の気温や、合わせるお着物によってご活用いただくと良いのではないかと思います。
幕末や明治期の古い藍の型染の布を彷彿させるような藍の濃淡が素敵で、白く染め残された部分の配分も絶妙で、バランスの良いお洒落な帯となっています。
厚物の単衣から薄めの素材の単衣、そして麻系のお着物まで、早めの初夏から盛夏にかけて広い範囲でお使いいただけます。
藍の濃淡の型絵染ですが、あまり民芸色はなく、都会的でモダンな雰囲気となったお洒落で格好良いおすすめの一点です。
地の色は紺青「#25324d color-sample.com」、
模様の色は濃藍「#0a1633 color-sample.com」
をご参照下さい。
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