緯糸が紙の糸で織られた象牙色の生地に、すくい織の技法でグルグルとした丸と横線と小さな丸が織り出された八寸名古屋帯です。
ざっくりとした風合いですが、紙布なのでとても軽くお使いいただきやすいのではないかと思いますし、単衣のお着物にも合わせていただけます。
ラフな線で表されていますが、しっかりとした手機のすくい織で織り出されていて、雰囲気はとても良く手仕事の味わいが感じられます。
グルグルと横の線は、なんだか五線譜に音符が書き込まれたような感じで楽しさもあり、軽快に紬や夏のお着物とお合わせいただけそうです。
今年は少し早めに単衣用や夏の名古屋帯をご紹介させていただいておりますが、近年はその日の気温や陽ざしによって皆様いろいろな着こなしで楽しまれていますので、こちらの様な中間の季節のアイテムは活躍するのではないかと思います。
色使いにも何となく可愛らしさがあり、図案も楽しく、品物的にもしっかりとしていて、とてもおすすめの一点です。
地の色は象牙色「#f8f4e6 color-sample.com」、
模様の色は赤墨「#332823 color-sample.com」、
焦茶「#6f4b3e color-sample.com」
をご参照下さい。
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