少し藍味のある淡いグレー・薄雲鼠色の紬ちりめんの絽の生地に、まるで一幅の日本画を見るように、写実的に美しいテッセンのお花が手描友禅で描かれた夏の九寸名古屋帯です。
古代紫色や薄花桜色のお花に白いお花が映えて、一段と華やかに咲いているように見えます。
17世紀頃に中国から渡ってきたといわれるテッセンのお花は、その蔓が鉄のように固く細い事からその名前がついたという説もありますが、強く伸びやかに蔓を広げて咲く事から、花言葉は「甘い束縛」だそうです。
初夏の庭先に白や紫色のお花をつけて咲く姿はとても清涼感が溢れ、夏の訪れを物語っているようです。
さらりとした質感の紬ちりめんの生地を使用されていますので、小紋やお召織のお着物、また紋紗など柔らかい素材のお着物から、夏紬や生紬、絹芭蕉、小千谷ちぢみをはじめとした麻のお着物や上布類までお合わせいただけます。
シックな色使いながらも目を引く美しさで、着姿も晴れやかに初夏から夏の装いをお楽しみいただきたいおすすめの一点です。
地の色は薄雲鼠「#abb3b1 color-sample.com」、
花の色は古代紫「#4c324d color-sample.com」、
薄花桜「#5c6f99 color-sample.com」、
葉の色は千歳緑「#316745 color-sample.com」、
革色「#475950 color-sample.com」
をご参照下さい。
|