|
グレー味のあるベージュ・灰白色の紗のような生地に、たわわに咲くワレモコウのお花が水彩画のようなタッチの手描きで見事に描かれた夏の九寸名古屋帯です。
7月から10月頃まで陽当たりの良い草原に自生するといわれるワレモコウのお花は、土筆のような楕円形の濃い赤いお花をつけます。
山野草の代表格の様な存在でフラワーアレンジメントなどにも使われますが、清楚で可憐なその姿にはなんともいえない風情があります。
名前の由来は諸説あるようですが、漢字の表記も「吾亦紅」、「吾木香」、「吾妹紅」と色々あるようです。
遠近法を使って描かれていて奥行きが感じられ、お花が密集して群生している様子がうまく表されてボリューム感が出ているようです。
単衣の時期から盛夏を通して秋の単衣の頃までお使いいただけますので、夏紬のお着物や、小千谷ちぢみなどの麻のお着物と合わせて情緒のある装いをお楽しみいただくと良いのではないでしょうか。
写実的に描かれたお花の濃紅色が、自然の中の華やかさを表してとても素敵な雰囲気を醸し出したおすすめの一点です。
未着用品。
地の色は灰白色（かいはくしょく）「#ccc8ba color-sample.com」、
模様の色は濃紅「#a3415a color-sample.com」、
芥子色（からしいろ）「#d1b769 color-sample.com」
をご参照下さい。
|
