【商品説明】
古い金屏風を見るかのような張り込みの四角が並んだ、地金通しの憲法色の生地に、たくさんの短冊の形が取られ、桜や鉄線、撫子、藤、菊、笹竜胆、葵と沢潟、紅葉などの草花が盛りだくさんに細やかな友禅で描かれ、手刺繍も施された豪華な袋帯です。
3代に渡って70年間、友禅の作品をつくり続けていらっしゃる腰原さんの工房では、一幅の絵を見るような美しさと、実際にお召しになる人に寄り添う美しさを求めて創作をされているそうですが、こちらの帯もまさしくその定義に沿った素晴らしい作品となっているようです。
短冊の中のお花はひとつずつ見ていくと本当に細やかに丁寧に描かれていて、そこに紗がかかったように淡く摺金の加工がされ、さらにその上から手刺繍をされるといった、手の込んだものとなっています。
その摺金と地金通しの金がリンクして、本当に一枚の屏風絵を見ているかのような錯覚に陥ります。
お太鼓の形にしますと、錦の帯にも劣らない華やかさが現れ、気品に満ちた佇まいとなります。
身に着ける方の素晴らしい着姿が今から想像できるようです。
訪問着や附下に合わせて、フォーマルなお席にお召しになるのも良いですし、地紋無地や江戸小紋、地模様のあるお召織の無地のお着物などに合わせて、お茶のお席やお稽古の発表会、パーティーやお食事の会などにお出かけになるのも良いと思います。
また、無地感覚の結城紬や工芸的な作家物の光沢のある紬のお着物などと合わされるのも素敵かもしれません。
これほどまでにボリュームがあって、格の高い染め帯はなかなか出会いませんので、そういった意味でもおすすめの逸品です。
未着用品。
地の色は憲法色「#543f32 color-sample.com」
をご参照下さい。
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