木版摺更紗全通袋帯 鈴田滋人作
重要無形文化財「木版摺更紗」保持者、鈴田滋人さん作の全通袋帯です。
鈴田さんは、鍋島更紗の研究と復元に長年取り組まれた、故・鈴木昭次さんの後を継ぎ、木版と型紙を使用する「木版摺更紗」の研究を続けられ、昨年、人間国宝に認定されました。
ツタの絡まる風景を、大小の葉をくるっと巻いた可愛い蔓のデザインにして、木版摺染で染められています。
色使いはピンクや青、黄色といったモダンなもので、全通の袋帯になっていますが、軽やかで爽やかな、お洒落着としては最高にぜいたくなお品物と言えます。
地色は生成よりももう少しクリームがかったやさしいお色ですので、結城紬や工芸的な上質な紬類に合わせていただいても素敵です。
また袋帯ですので、江戸小紋などと合わせていただいても良いと思います。
とても可愛らしさのあるデザインと色使いですが、鈴田さんならではの緻密さで、狂うことなく美しく染められていて、本当に長い時間眺めていても飽きない魅力があります。
染の全通袋帯は希少性が高い事もあり、アイテム的にもおすすめの逸品です。
少し前の作品で、未仕立の状態で保存されておりましたので、当店でお手入、お仕立をいたしました。
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商品番号 r0327
木版染更紗全通袋帯 鈴田滋人作
販売価格 有難うございました
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