重要無形文化財本場越後上布 こうげい扱
着丈162cm 裄丈67cm 袖丈49cm
日本の染織品のルーツの一つとも言える越後上布の歴史は古く、何百年も雪深い北の国で連綿と受け継がれてきました。
手績みによる苧麻糸を作るだけでも100日以上を要すること、またその繊細な糸を手括りによって染め、地機で何か月もかけて織り、湯もみ、そして雪晒しと気の遠くなる様な手間と日数をかけて一つの作品が完成します。
現在では、その各工程の重要無形文化財指定技術保持者の方々だけの生産となり、その条件にかなう作品だけが夏のお洒落着の最高峰である重要無形文化財・越後上布として認められます。
完成した越後上布の姿は本当に美しく、見る人を魅了する不思議な力を持っています。
今年は幸運にも、同クラスの少し古い物まで越後上布が揃いました。
是非この機会に、時代によって、また作者によっての味わいの違いを感じられたり、麻の歴史の奥深さを体験できる上布類を手にとってご覧ください。
こちらは30年位前の重要無形文化財の越後上布です。
その当時には特に珍しかったと思われる図案で、もう1点入荷している物もそうですが、おそらくある程度は白洲正子さんからのリクエストによる物ではないかと思われます。
今年初めからご紹介しております、一連の「こうげい」のお品物の一つです。
ある意味大胆な図案ですが、モノトーンの色使いですので、帯合せなどはあまり悩まなくても良く、色々とお楽しみいただける事と思われます。
滅多に出合う事のない、希少な逸品です。
商品番号 r0343
重要無形文化財本場越後上布 こうげい扱
販売価格 有難うございました
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