紬地型絵染訪問着 稲垣稔次郎作
着丈166cm 裄丈67.5cm 袖丈49cm
重要無形文化財「型絵染」技術保持者、稲垣稔次郎さん作の紬地訪問着です。
型染では細かく複雑な文様の場合、型がばらばらにならない様に細い「吊り」と呼ばれる物を残したり、伊勢型の場合には糸入れという作業が行われます。
稲垣さんは型彫にもこだわりが見られ、その必要がなくなるよう文様自体を考慮して、うまく連結させるデザインをおこしました。
その独特のデザインで、一目で稲垣さんの作品であることがわかる個性を持っています。
その型による型絵染ならではの繰返し効果や色使いの絶妙さ、ポイントに割り込んだ雲形の配置などは本当に素晴らしいです。
これだけの面積にこの密度で染められていても、騒々しくも重苦しくもなく、まるで風が通り抜ける様な清々しさがあり、改めてそのセンスと技術を含めた力量を感じさせられます。
昭和の染織作家の巨匠と呼ぶにふさわしいと言える方です。
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商品番号 r0376
紬地型絵染訪問着 稲垣稔次郎作
販売価格 有難うございました
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