茶屋辻染に手刺繍結城紬訪問着
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茶屋辻染に手刺繍結城紬訪問着

着丈163(+4)cm 裄丈66(+4)cm 袖丈49cm

地色の表現が難しく、色の図鑑で調べてみました。 近い物に鳩羽鼠色という色があり、それを淡くした色合いが一番近いかと思われますが、シックで上品な地色です。
茶屋辻文様というよりも御所解文様に近い、水辺の風景をかなり忠実に復元されたものです。
江戸期の白い越後上布や紅花染の縮緬地に染められた帷子や小袖に見られる、水辺に葦や松、おもだか、梅などが真糊の手描友禅で丁寧に描き込まれています。
鶴と亀が時代色豊かに刺繍で描かれ、そこに使われている色糸が緑色なのが、まさに時代衣裳そのものの様に見せています。
縫取の糸の取り方も、近年の物よりやや太めで厚ぼったい感じなど、作者がかなり研究をされて、現代に通じる美しいきものとして手間と時間をかけ、復元されたことがうかがえます。
左後身頃裾の高砂をイメージした金駒刺繍などからは文芸文様の要素も感じられ、本当にレベルの高いお洒落な、数少ない訪問着です。
台は結城紬ですので軽くお召しいただきやすく、 唐織や経錦の袋帯などと合わせていただくと、最高級のお洒落を楽しんでいただけることと思われます。
未着用品。
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商品番号 r0384
茶屋辻染に手刺繍結城紬訪問着
販売価格 有難うございました

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