丹波布 着尺 福永世紀子作
経緯とも手紡ぎの木綿によって複雑な組織の織を実現できる数少ない技術保持者で「丹波布」の後継者である福永世紀子さんの作品です。
やや濃い色の茶綿と水浅葱、茜色の細い格子に真綿糸を織り込んだシンプルな作品ですが、手に取った時に「本当に木綿?」と思ってしまう位に軽く、しなやかです。
幕末、明治期の「丹波布」と共通する素朴なあたたかみのある美しさがあります。
こんなに細く美しい糸が手紡ぎで均一に作られ、織られている事に感動してしまいます。
人間国宝である細見華岳さんから織を学び、その後丹波に移り住まれ、古来からの丹波布の復元と研究を重ねられたという経歴をお持ちだそうで、作品の端正な美しさにも改めて納得してしまいます。
少し前の作品と思われますが、織物の原点に近い、時間の流れには関係のない世界にある様な力強さがある反面、女性的な感性によるものなのか、手に取るとやさしくふんわりとして撫でていたくなります。
木綿ファンの方でなくても魅了される、素晴らしい逸品です。
お仕立などのご相談も当店で承ります。
商品番号 r0442
丹波布 着尺 福永世紀子作
販売価格 有難うございました
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